後世に伝えたい80年代洋楽女性ボーカル10曲
日常的に好んで聴いている音楽はパワーポップ、パンク、ハードロック、へヴィーメタルあたりが中心になるんですけど、特にジャンルで縛っているつもりは無いんですね。商業的に大きな成功を収めているポップソングも好きで、iTunesの中にゴロゴロ入っています。
で、今シャッフルで聴いていたら80年代のポップソングが立て続けに流れてきたもんだから、この際わたしの好きなおすすめの10曲、特に女性ヴォーカルの曲をまとめておきたいなと思います。
Boys Town Gang/Can't Take My Eyes Off You(1982)
Boys Town Gang - Can't take my eyes off you
いくら穿った見方(聴き方)をしても、非のうちどころがない極上のポップソングにしか聴こえない奇跡の曲。何というか、幸福感、高揚感に満ち溢れたサウンドです。邦題は「君の瞳に恋してる」。語感がいいですね。80年代っぽさ満載です。
元は60年代に活動していたフォー・シーズンズのヴォーカル、フランキー・ヴァリがソロで出した曲。ノリノリのディスコチューンにアレンジされています。
日本でも椎名林檎 をはじめ数多くのアーティストにカバーされていますが、わたしのいち押しは少女隊バージョンです。
The Nolans/I'm in the Mood for Dancing(1980)
The Nolans - I'm In the Mood for Dancing
邦題は「ダンシング・シスター」。姉妹のグループだけに。
ウキウキとワクワクがノンストップなミドルテンポのダンスチューンです。
控えめながら主張の強いベースラインも聴きどころの一つなんじゃないかな。
ノーランズは当時日本での人気が高く、のちに山口百恵、中森明菜、キャンディーズ、松田聖子など、アイドル歌手の楽曲を英語カバーしたアルバムを何枚か出しています。これがまたツッコミどころ満載なので別の機会に触れたいと思います。
Toni Basil/Mickey(1981)
エンジョイプレイでお馴染みのガレッジセールがバラエティ番組「ワンナイR&R」で歌っていましたね。
元はイギリスのバンドRaceyが1979年にリリースしたアルバム「Smash and Grab」に収録されているKittyという楽曲で、振付師として活動していたToni Basilがチアリーディング向けに手を加えたのがこのMickey。
個人的にはイントロのブラッシングがたまりません。
ペコリ。
Belinda Carlisle/Heaven Is A Place On Earth(1987)
Belinda Carlisle - Heaven Is A Place On Earth (Official Music Video)
ガールズバンド「The Go-Go's」解散後にソロデビューしたべリンダ・カーライルのヒットソング。
この曲を聴いていると不思議とBon JoviのYou Give Love a Bad Nameを思い起こすし、自然な流れでなかやまきんに君も浮かんできてしまうのはなぜだろう。
これぞ80年代と言わんばかりのゴージャスなサウンドプロダクションです。
そして、Dottie Dangerっていう厨二ネームなんだかよくわからない名義のもと、LAのパンクバンドであるGermsでドラムを叩いてた過去が到底信じられません。
それはそれで、振り幅でうっとりするんだけども。
Cyndi Lauper/Time After Time(1983)
Cyndi Lauper - Time After Time
歌姫という言葉はきっとこの人の為にあるんですよ。
唯一無二の個性です。
歌姫的な位置に祀りあげられているひとは、再度足元を見つめなおした方が良いと思います。あたし、ほんとに歌姫なのかなって。
Nena/99 Luftballons(1983)
邦題は「ロックバルーンは99」。そもそも、ロックバルーンてなんなんでしょうね。
得体のしれないロックバルーンが99個もあったら、それは脅威以外のなにものではありません。
あまり馴染みのないドイツ語による楽曲ですが、ポップなメロディがやたらと耳に残ります。ゆったりとした出だしで助走をつけてからの疾走感とその緩急が心地よいです。
Bananarama/Venus(1986)
Bananarama - Venus (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
Shocking Blueの1969年のヒットソングのカバー。「笑う犬の生活」のオープニングで使われていましたね。原曲の骨組みはそのままに、ダンサブルなアレンジが施されてます。これぞ80年代という感じ。
もちろん当時は、良かれと思ってこんな仕上がりになっているはずですから。
わたしは嫌いじゃないですよ、うん。
Irene Cara/ Flashdance...What a Feeling(1983)
Flashdance What A Feeling - Irene Cara Official Video
映画「フラッシュダンス」の主題歌。この曲のイントロを聴くと訳もなく、胸に右手を当て、目をつぶって斜め上を見上げたい衝動に駆られます。
日本では麻倉未稀の日本語カバーもドラマ「スチュワーデス物語」のエンディングで使われヒットしましたね。
Kylie Minogue/I Should Be So Lucky(1988)
Kylie Minogue - I Should Be So Lucky
「ロコモーション」(リトル・エヴァのカバー)でデビューした後のセカンドシングル。邦題は「ラッキー・ラブ」。勝手にアメリカ人だと思っていましたが、実はオーストラリア人でした。
映画のストリートファイターにキャミィ役で出てたけど、本人的にはきっと黒歴史なんじゃないかな。
The Bangles/Manic Monday(1986)
プリンスが自身の曲「1999」の歌詞とアレンジを変えて、クリストファーという変名でバングルズに提供した楽曲。イントロの軽快でリズミカルな鍵盤の音色に心が躍ります。それと歌に入る直前のスネアの「タタン!」ってところがたまらなく好きなんですよね。しかも2コーラス目には「タンタ!」っていう軽い裏切り。クー!ってなります。まあそれはいいとして、中間部で曲調ががらっとかわるアレンジがプリンスっぽいっちゃあぽいのかも。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あの曲が入ってないなんてわかってない!
などご意見もあるかと思いますが、あくまで主観で選んだものなのでご容赦ください。
そして今回80年代の曲を色々聴いていて気づきましたが、この時代はやたら転調しがちだし、フェイドアウトしがちですね。ぜひレイザーラモンRG先生にあるあるをやってもらいたいと思った次第です。
以上、後世に伝えたい80年代洋楽女性ボーカル10曲をお送りしました。
ではでは。
【追記】
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