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香港・尖沙咀(チムサーチョイ)でおすすめの上海・広東・北京料理のお店3選

「モデルで女優の水原希子」さんがこのたび香港政府観光局から「星級香港迷」(スターホンコンマイ)に認定されたそうです。日本語で言うと、「香港ファン」「香港通」のニュアンス。わたしも「いち香港好き」として、観光局からなにがしかの位を認定されたい。そんな身勝手で浅はかな思いから今回の記事を書いてみました。

わたしは仕事で香港を訪れることが年に1〜2回ありまして、12年ほど前から数えてかれこれ20回以上は行っています。特に定宿は決めておらず、まれに香港島のホテルに泊まることもありますが、9割方は九龍側の尖沙咀エリアのホテルに滞在しています。

出張先でのお楽しみ・醍醐味と言えば晩御飯。仕事を終えホテルに戻って来てもまだ18時台ってことも多々あり、十中八九ひとっ風呂浴びてからテンション高めで夜の街に繰り出すことになります。そうですね、「トラベラーズ・ハイ」とでも言いましょうか。

そんなわたしがこれまでに同僚や仕事仲間、はたまた取引先のお客様と訪れた、尖沙咀エリアでおすすめのレストランを上海・広東・北京料理店の順に3つ紹介したいと思います。

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「滬江大飯店」で上海蟹を

滬江大飯店 (Wu Kong Shanghai Restaurant)

 

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上海蟹が3つ並ぶとガンダムにおける「ジェットストリームアタック」に見えないこともない気がします。そもそも色は違いますが。それはさておき、お店の場所は九龍を南北に走る大通り「カントンロード(廣東道/Canton Road)」から「ペキンロード(北京道/Peking Road)」に入ってすぐ左の地下1階になります。位置的には「チョンキンマンション(重慶大厦/Chungking Mansions)」、「インペリアルホテル(帝國酒店/Imperial Hotel)」の向かい側ですね。

一人500HKDくらいで手っ取り早い上海蟹のコースメニューがあるので、それプラス食べたい料理を追加でオーダーするのがよいと思います。青島ビールも忘れずに。

上海蟹を食べ慣れていない人にとっては「どこまで食べていいの?」とか「そもそもどこが食べれるの?」って疑問が沸くと思うのですが、殻の剥き方や食べ方については係りの人が懇切丁寧にレクチャーしてくれるのでご安心を。

シーズンは9月から12月にかけてなので、その時期に旅行や出張の予定がある方はぜひ。

余談ですが、チョンキンマンションの前で信号待ちなんかしていると「コンニチハー!」とか「シャチョー!」と声を掛けてくる外国人が多数います。反応すると「ニセモノ」や「ハッパ」を売り込んでくるのでスルー推奨です。

 


シャコを貪り食うなら「竹園海鮮飯店」

 竹園海鮮飯店 (Chuk Yuen Seafood Restaurant)

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シャコと言えば、日本だと寿司ネタのあのイメージですよね。でも香港のシャコはロブスター並みのサイズ感なんです。これのガーリック揚げという料理がありまして、これがもう、まぁうまいことうまいこと。わたしはこのシャコのガーリック揚げを食べに香港に行っているといっても過言ではありません。逆に言うと、シャコを食べるまでは日本に帰りません。帰る気になれません。

何度か香港に来ている人でもシャコを食べたことが無い人が結構いるんですよね。そんな場合はこのお店に連れてきます。シャコの美味さにハマっていく様子を青島ビール片手に眺めている時が至福のひと時です。

お店の場所は先ほどの「滬江大飯店」から徒歩2分程度。「カントンロード」から「ペキンロード」に入ったら滬江大飯店を通り過ぎてそのまま直進。「ハンコウロード(漢口道/Hankow Road)」を右に曲がったらすぐ右手に見えてきます。

 

北京ダックとビクトリアハーバーの夜景が同時に堪能できる「北京樓」

北京樓 (Peking Garden Restaurant)

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北京ダックの写真がどっか行っちゃったので“いらすとや”から(笑)

 

お店の場所はスターフェリー乗り場のすぐ近く、ショッピングモール「ハーバーシティ(海港城/Harbour City)」のお隣の建物「スターハウス(星光行/Star House)」の3階になります。

わたしは取引先のお客様を接待するときにこちらのお店をよく利用します。目の前で北京ダックを切り分けてくれたり、麺打ちのパフォーマンスを見せてくれたりと、ちょっとしたアトラクション要素があるんですね。言い方はあれですが、話のネタがある、というか、間が持ちやすい、というか。例えるなら、そう、あれです、学生時代の初デートは遊園地が良い、という理論みたいな。吊り橋効果で惚れられたりした暁には困惑しますが。

それはさておき。

更にポイントが高いのが「100万ドルの夜景」の異名を持つビクトリアハーバーが見渡せることですね。もっと言うと、20時から始まる光と音楽のレーザーショー「シンフォニー・オブ・ライツ(幻彩詠香江/Symphony of Lights)」も食事をしながら楽しむことができてしまいます。いったい延べ何万ドルになるのでしょうか?後日、「いや〜、100万ドル以上の接待をしちゃってねぇ」なんて不毛なおやじギャグも口を衝いて出てくること請け合いです。素晴らしい。

予約を入れる際はできるだけ窓際の席にしてもらったほうがいいですよ。

以上、わたしが香港の尖沙咀エリアでおすすめするレストランのご紹介でした。いずれのお店も日本語や写真付きのメニューがありますので、中国語や英語に不安がある人も安心して行けると思います(すべての料理ではありませんが)。実際日本人のお客さんも多いです。

そして一つ注意点が。香港では予約したのに待たされるなんてこともザラにあるので、なるべく早い時間、可能であれば18時くらいには予約しておくことを強くおすすめいたします。

 

さてさて。

この記事で香港政府観光局から「星級香港迷」(スターホンコンマイ)に認定される日は来るのでしょうか?一日署長みたいなノリで「一日スターホンコンマイ」でも構いませんのでなにとぞ

ではでは。