BGMの選曲がパワーポップ好きな自分に刺さりまくった『雨上がりと5人のツッコミ芸人旅』
すでに一カ月も前のこととなってしまいましたが、正月気分ど真ん中の1月3日、15時からTBSで放送されていたバラエティ番組『雨上がりと5人のツッコミ芸人旅』をぼんやりと眺めていた時のこと。
ツッコミ芸人にスポットを当てた旅ロケです。ツッコミとゆる〜い熱海旅行をお楽しみ下さい。https://t.co/OLMLcW7Leb
— 雨上がりと5人のツッコミ芸人旅 (@tsukkomitabi) 2017年1月3日
ところどころで流れるBGMにちょいちょい「オッ!」って引っ掛かりまして。と言うのも、わたしはパワーポップとカテゴライズされる音楽をこよなく愛しているのですが、これがまあ、言ってみればあまり人気のないジャンルなんですよね。そんな音楽が正月の昼間っからTVで流れてるもんですから、テンションが上がりまくったわけです。自分の忘備録と、決して数の多くないパワーポップ好きの為に記録として残しておきたいと思います。
※パワーポップパワーポップ言ってますが、メロコアとかスカも出てきます。
1. You Can't Hurry Love / Hi-Standard
オープニングやCMの前後で掛かっていたのがこちら。AIR JAM世代のカリスマ、ハイスタの楽曲。Diana Rossが在籍していたThe Supremesのカバーになります。原曲はCMなんかでもよく使われているので聴いたことがある方も多いのでは?
わたしはAIR JAM世代より上で、確かハイスタを初めて聴いたのはNOFXとかBad Religionを聴いている流れで、何かのコンピレーションに入っていた「My Sweet Dog」という曲だったように記憶しています。で、その後に「Making the Road」を買ったんだったかな。Teenagers Are All Assholes、Stay Gold、Nothing、Brand New Sunsetあたりは今でもたまに聴いています。
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2. Daisy / Yum!Yum!Orange
名古屋出身、ホーンセクションの入った女子Voのスカバンド。
ノリノリでアゲアゲでウキウキなコーラスにトキメキます。
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3. Take On Me / Reel Big Fish
続いてアメリカのスカコアバンド、Reel Big Fishの『Take On Me』です。上掲のYum!Yum!Orangeからのスカつながりの選曲ですかね。
こちらもカバーで、原曲はノルウェーのバンドa-haのデビューシングル。クラブキッズにとってはReel Big Fishのカバーの方が馴染みがあると思いますが、Over 40にとっては断然原曲が沁みることと思います。
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4. シェリーに口づけ(I LOVE KISS & KIDS MIX) / Pizzicato Five
またまたカバー曲。原曲はフランスの歌手、ミッシェル・ポルナレフの『Tout, tout pour ma chérie』です。ちなみにこちらのMIXを手掛けているのは、CUBISMO GRAFICO FIVEの松田”CHABE”岳二さん。カジヒデキさんがベースを弾いているのがなんとも意外です。
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5. Candyman / Christina Aguilera
アメリカのシンガー・ソングライター、クリスティーナ・アギレラの『Candyman』です。クリスティーナ・アギレラのことも、この曲のことも知りませんでした。いいですね。モータウンを想起させるポップソングです。
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6. Breakaway / Tracy Ullman
クラブヒットとしてもあまりにも有名な曲ですね。このあたりで「おや?」と思いました。きっと選曲した人は、大貫憲章さんが主催するクラブイベント『LONDON NITE』が好きなんじゃないかと。
7. Green Green, It's Green They Say / The Automatics
日本の90年代ギターポップ/パワーポップ界の功労者、ヨシノモモコさん率いるAutomaticsの『Green Green,It's Green They Say』です。あれです、パパとふたりで語り合うやつです。番組では焼き鳥屋で緑茶ハイをオーダーした場面で流れていました。緑だけに。
8. I Wanna Be Your Boyfriend / The Rubinoos
ここから今回のエントリーを書くきっかけとなった珠玉のパワーポップ3連発。
まずはアメリカのパワーポップ界のレジェンド、Rubinoosの『I Wanna Be Your Boyfriend』です。非常に心憎い選曲です。上掲のAutomaticsがこの曲をカバーしているんですよね。Automaticsのバージョンはボーカルが女性なので『I Wanna Be Your Girlfriend』と言い換えてますけど。
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9. Summer Fun / The Barracudas
続いてはイギリスから。わたしが「パパパコーラス界の父」と崇めるBarracudasのSummer Funです。 「パパパコーラス界の叔父」Surfin' Lungs、「パパパコーラス界のいとこ」Sonic Surf City、「パパパコーラス界の近所の兄ちゃん」Backwood Creaturesもおすすめです。「」内はわたしが勝手に呼んでるだけで、世間一般で言われる二つ名というわけではありません。
10. Crash / The Primitives
こちらもLONDON NITEでお馴染みの曲ですね。キラキラしたギターのアルペジオで始まる珠玉の女子Voパワーポップ。1988年リリースの曲で、The Mr. T Experience、Belle & Sebastianをはじめ数多くのアーティストにカバーされています。1992年に解散しますが、2009年に再結成し、今も活動を続けています。
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11. And Your Bird Can Sing / Nudge'em All
続いては、Beatlesの『And Your Bird Can Sing』のカバーなのですが…ちょっと自信がありません。おそらく、日本のパワーポップバンド、Nudge'em Allなんじゃないかと思います。
12. Nexspot / Oreskaband
最後は日本のガールズスカバンドです。途中で曲調をガラリと変えるアレンジが面白いですね。
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さてさて。
以上、『雨上がりと5人のツッコミ芸人旅』で流れていた楽曲をまとめてみました。
番組のBGMを選曲する職種の人をなんと呼ぶかは知りませんが、ひたすら自分のツボと近くて驚きました。タモリ倶楽部はダジャレネタが多くてニヤリとさせられることが多いですよね。ともあれ、このエントリー書いてて久々にクラブに行きたくなった次第です。
ではでは。