久々にプリズンブレイクを見ていたら無性にビートルズが聴きたくなった
もともと海外ドラマファンってわけでもなく、今回タイトルに挙げた「プリズンブレイク」もリアルタイムでは見ておらず、確か数年経ってから何の気なしに見た記憶があります。ただ、初めて見た時にあまりにもハマりすぎて、翌日の仕事もそっちのけでぶっ通しで見てました。シーズン1から4まであっという間でしたね。それくらいグッと引き込まれるドラマでした。なんでこんな面白いドラマを何の理由もなく今まで見なかったんだろう、って後悔したもんです。
あまりに印象が強かったので、その後も年に1度くらい、プリズンブレイクが見たくなる周期がやってくるんですよね。そんな時に人知れず「プリズンブレイク祭り」を開催するわけです。個人的に。
Amazonプライムの会員で良かったなって実感するのは、いつでも「プリズンブレイク祭り」を開催できるってことです。
今回もプリズンブレイク祭りを開催していたわけですが、もう何度も見てストーリーもセリフ回しも頭の中に入っているはずが、思いがけず今まで気づかなかった新たな発見をしたんですね。
それはシーズン1の第3話「セルテスト」のこのシーン。
※若干ネタバレが有りますので、一度も見たことが無い方はご注意ください。ネタバレOKの方と、何度も見てるから構わないよって方だけお進みください。
All You Need Is Love
どうしてもフィバナッチの居所を知る必要があるアブルッチ。マイケルを痛めつけて無理やりフィバナッチの居所を聞き出そうとしますがマイケルは吐きません。仲間のマフィアに家族を人質に取られ、後が無くなり追い詰められたアブルッチは作戦を変更します。
字幕:ビートルズが手本だな。“愛こそはすべて”だ。
原文:Maybe The Beatles were right after all, maybe "All You Need Is Love".
こうして今までの強硬路線から、マイケルに取り入り協力関係を築く方向へ進みます。
さらに面白いのが次のシーンです。
We Can Work It Out
同房のマイケルが脱獄を企てていることを知ったスクレが、協力を拒み監房を代えてもらって出て行こうとするシーン。スクレに出ていかれると脱獄の計画に支障の出るマイケルはスクレを引き留めてこう言います。
字幕:ちゃんと話し合おう。
原文:There's always a solution. We can work it out.
ビートルズネタの天丼、かぶせ、ですね。秀逸です。
ちなみに、この回のタイトル「セルテスト(Cell Test)」もまたシャレてます。
マイケルが同じ監房(Cell)のスクレのことを脱獄の協力者として適任かどうか、石鹸で作ったダミーの携帯電話(Cell)をわざと見せることでテストするシーンがあります。監房と携帯電話、同じ意味を持つ単語「セル(Cell)」を使った言葉遊び、ダブルミーニングってやつですね。
さてさて。
何度も見たドラマでも、久々に見てみると新しい発見があるんだなって、我ながら驚いた次第です。最初の"All you need is love"は字幕に「ビートルズ」って単語がはっきり出ているのでわかりますが、"We can work it out"は字幕を追ってるだけでは気づきにくいですもんね。
今回のエントリーをお読みいただいた方で、なにかお気に入りの映画・ドラマをまた見てみようかな、っていうきっかけの一助になったら幸いです。
わたしは今日「Eight Days a Week」を見ようと思います。
ではでは。